実は昔ヤンキーでした

元ヤンの過去は隠しつつ、高知西部の静かな町で田舎暮らしを楽しむ日々。ブログの主役は愛犬クウスケ。

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愛情の矛先

ぽっかりと時間の空いた朝。

庭で愛犬を釣って遊んでみたり。

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手釣りで。エサは『柔らかささみ君』で。

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おっ気にしとる気にしとる(¬w¬*)。

と、そんなことはどうだってよくて、昨日友人のN(誰?っていう人はココとかココを読んでもらえると嬉しいです)から電話があって、とうとう念願のワンコが家にやってきたそうだ。

何でも大阪の保護施設から貰いうけることができたのだとか。

犬種は雑種。性別は♂。年は推定3か月ぐらいで、毛色は黒。ただし胸元の一部だけがハート型に白いのだとか。

それを嬉しそうに自慢するおっさん。

なのにつけた名前はというと。

「龍って書いて、リュウ」

…も、ものすごいヤンキー臭がするんですけど( ̄▽ ̄;) 

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でも、まあいっか。

名前がヤンキー臭いくらいで、別に誰に迷惑をかけるわけでもないし。あたしの友達に龍子っていう名前を裏切らないキョーレツなヤンキーがひとりいたけど。名前ってけっこう大事な気がするけど。

で、そんなリュウ君。

Nの家に来て昨日で5日め。すっかりNに懐いたらしく、Nが仕事から帰って来ると、片時も離れようとしないのだとか。

「今も俺の膝の上で寝てんねん。あとゴハンも散歩も俺の仕事やし、めっちゃタイヘンやわ〜」

タイヘンやわ〜の「わ〜」のあたりが、彼氏の自慢をするバカ女みたいでイラっとしたけど、許そうと思う。

だって。

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友達だから分かるけど、Nの声が心の底から嬉しそうだったから。

そういえばNは、もともと世話好きなやつだった。

あたしが落ち込んでいるときにも、「ひとりで悩むなや」っていつも声をかけてくれた。

「バロムワンかて、ひとりでバロムワンにはなられへんねんで。ケンタロウとタケシがバロムクロスせなあかんねんで。分かるやろ?」

正直分からなかったけど、Nが真顔だったので頷いちゃった記憶があたしにはある。

とまあ、それはさておき。

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ここ何年か心の調子が思わしくなくて、奥さんを始めまわりのみんなに迷惑ばかりかけてきたというN。

四万十で会って話したときにも、そのことばかり気にしていた。

元気になったら取り返せんねんから、今はいっぱい迷惑かけてもええんちゃう?

あたしはそう言ったけど、ほんとはNの心苦しさも分からなくはなかった。あたしが同じ立場でも、きっと同じように感じるだろうなって思ったから。

優しさとか愛情は、もらえればもらえるほど嬉しくなれるってものでもないみたいだ。

与えたい欲求も人にはある。

バランスが大切なような気がする。

もらいすぎも与えすぎも、なんとなく苦しい。

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でも自分自身に自信がないとき、自分の愛情をまっすぐに人に向けるのには勇気がいる。

「こんな自分が」って自分を卑下してしまうからだ。

でも犬になら、そんな難しい感情はいっさい要らない。これでもかっていう愛情をいつだってまっすぐ受け入れてくれて、いつだってまっすぐに応えてくれる。

リュウ君の存在がNの心を少しずつ軽くしてくれるといいなと思う。

人に優しくすることへの自信も、取り戻させてくれるといいなって。

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ちなみにN(オッサン。頭髪危うし)はリュウ君のことを、こんなふうに呼んでいるらしい。

「リュウたんWハート

そしてうちのムーミン(同じくオッサン。腹周り危うし)は、クウスケのことをときどきこう呼ぶ。

「クウたんWハート

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えらいな、おまえら。

あたしならぜったい耐えられないよ…(-。−;)



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| まわりの人たち | 15:26 | comments:17 | trackbacks:0 | TOP↑

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センチメンタルジャーニー

久しぶりのいい天気。

空青いやん!風ないやん!春みたいやん!

そんなさわやか気分を満喫しているときに、毎度おなじみ元ヤン友達のM田から(タイミング悪く)電話がかかってきた。

「なー、携帯買えやー」

ここのところずっと、M田はそんなことばかり言っている。

ニッポンでは携帯の所持率がかなり高いらしいけれど、実はあたしはまだ一度も携帯を持ったことがない。

自分には必要ない気がしている。

なのにM田は、あたしに携帯を持たせたいらしい。

なぜかと言うと。

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自分が来週から旅に出るから。

行先は沖縄。期間は約一か月。気ままなぶらり一人旅で、もしかするとシマンチュと恋に落ちて沖縄県人になる可能性もあるらしい。がんばれー(棒読み)。

なので。

「沖縄の風景を写メールして、おまえと旅を共有したいねん」

などと言っているのだが、ぜったいに嘘だ。どうせまたウンコがらみのロクでもない写メールを送りつけてくるに決まってる。

やつはそういう女なのだ。

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まあそれはいいとして(よくないけど)。

実はこの沖縄ぶらり一人旅は、M田にとっての『センチメンタル・ジャーニー』(本人談)だったりするらしい。

今年の元旦、M田は結婚生活を解消した。なんでも『離婚元年』としてすっぱり割り切りたかったらしく、わざわざ元旦を選んだのだとか。とことんM田らしい選択だ。

と、そんなセンチメンタル・ジャーニーなので。

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「寂しなったとき、電話したなるかもしれへんやんか」
「いつでも家にかけてきたらええやん」
「家にかけて、おらへんかったら寂しいやろ」
「シマンチュと恋に落ちる予定なんちゃうん?」
「冷たいこと言うなや。学校んとき、ずーっと宿題見せたったのに」
「古っ。まだそんなん恩に着せる気か」
「裁縫なんか、代わりにぜんぶやったったのに」

しつこい女だ。その口実で何度あたしに酒をおごらせたか、こいつは覚えていないのだろうか。

どうせ覚えてないんだろうな。自分に都合の悪いことは忘れることにしてるんだろうな。そうやってどちらかが命尽きるまで、あたしはM田に「宿題宿題」言われるんだろうな。くそー。酒代返しやがれー。

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でもまあそういう性格だから、グジグジ悩んでいたわりには立ち直りが早かったのかもしれないな。

きっとそうやってどんどん忘れて、潔くぜんぶ捨てていくっていうのが、M田のやり方なんだろう。

ま、ある意味カッコいいよ。

そのカッコよさがあれば、きっと『離婚』も思い出すと泣きたくなるようなデキゴトじゃなく、誇れるデキゴトに変えられる日が来ると思う。

あたしがそう言うと、M田が言った。

「ほんならオマエも離婚せえやー。沖縄行こ、一緒に」

……悪魔か。

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というわけで、ダンナがあくせくと働いているに違いない平日の午後。

ほかほかの日差しに包まれて、『センチメンタル・ジャーニー』に旅立つ友と、庭の縁台でなが〜いおしゃべり。

もちろんあたしの手には子機。子機でじゅーぶん。子機上等!

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でも昼寝を邪魔されて、迷惑したのがいるみたいだ。

ごめんね、クウスケ。……お、怒ってる?

とろろ

追記

M田から「あのバナナ君どうなったん?」との心配の声をもらったので、他にも気になってる方がいるといけないと思い(絶対いないと思うけど)、さっきデジカメで撮ってみました。

最新のバナナ君情報です。

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まだ、大丈夫です。


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    うしし あたしの幸はまだ続いています。
       幸せすぎて機嫌がいいので、家庭内も円満です。
       なので沖縄には行きませーん。

| まわりの人たち | 14:41 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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散歩仲間

今朝は青空になるのを待って、散歩に出かけた。

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このコースを歩くとときどき出会う同じ地区内のおじさんに会って、少しだけ立ち話をした。

ほとんどが釣りの話だった。

あたしの場合、仕掛けも餌もすべてダンナまかせなので聞いてもほとんど理解不能なのだが、「あーなるほど。分かります分かります」的な態度で乗り切った。

小・中・高と親や先生に怒られるたびにやっていたことなので、こういうのは得意なのだ。

経験だなあ、なんでも。

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ところでこのおじさん、初めて会った数年前は、おそろしく愛想の悪い人だった。

「おはようございます」とあたしが(天使の)笑顔で挨拶をしても、完全なまでに無視されていた。かすかに反応はするものの、そそくさと通り過ぎて行ってしまうのだ。

ムカついた。

このあたしの(天使の)笑顔の(天使の)おはようございますを無視するなんて!と思っていた。

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だからこっちも意地になって、無視されても挨拶を続けてやった。

そこでやめたら『負け』のような気がしたからだ。(天使だけど)負けず嫌いなのだ。

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と、そんなある日、地区長の奥さんから、おじさんに関する話を聞く機会があった。

なんでもおじさんは阪神大震災の被災者で、被災をきっかけに自分が育ったこの町に戻ってきたものの、体調も精神状態もあまり優れないのだとか。

知らなかったこととはいえ、あたしはおじさんに悪かったなと思った。

自分が簡単におじさんのことを「感じの悪い人だ」と思いこんでいたからだ。やばかった。何も知らずに決めつけてしまうところだった。

誰だって見える傷には気づいてあげることができるけれど、見えない傷に気づいてあげるのは難しい。

おじさんは怪我人なんだなあ。まだ傷が痛いんだなあ。

そう思った。

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それと同時に、おじさんに対する親近感のようなものがそのとき湧いたのも事実だった。

なぜなら我が家が田舎への移住を決意したのも、震災がきっかけだったからだ。

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住んでいたマンションが傾いてしまって住めなくなり、家具や電化製品やほとんどの持ち物を失った。

一年が過ぎて、ようやく新しいマンションに移り、また一から頑張るぞーと思ったときに、今度は震災の煽りを受けてダンナの会社が閉鎖になった。

「あーそうか。人生のやつ、そうくるか」

当時のあたしの日記には、そんなことが書かれている。

「それなら好きに生きてやるぞ。とことん邪魔するつもりなら、とことん楽しんで生きてやるからな」

そんな開き直りに近い気持ちで、田舎への移住を決めたのだ。

貯金もほとんどなかったし、知っている人も誰一人としていなかったけれど、ただ海が好きだという理由と、勢いと、何とかなるだろうという持ち前の脳天気さだけで、あたしたちはこの町に移ってきた。

若かったなあと思う。実を言うとそんなに若くもなかったんだけど。

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でもそうして自分たちで迷って、決めて、覚悟してここに来られたことで、あたしたちの怪我は治ったのだと思う。

移住してからもちろんすべてが順調だったわけではないけれど、怪我がちゃんと治っていたから、あたしたちはきっとおじさんと違って、明るく暮らすことができたんだろう。

そんな話をある人にしたら、その人の口からおじさんの耳にその話が伝わったらしく、ある日急におじさんのほうからあたしに話しかけてきてくれた。

「西宮におったんやてな?」

関西弁だった。懐かしかった。

「西宮のどのへんやの?」
「甲子園です。球場のすぐ近くです」
「ほな阪神ファンか?」
「優勝Tシャツ三枚持ってます」
「俺も持っとんねん。せやけど今年はちょっといかんなあ」
「タイガースは十連敗しても最強ですよ」
「おお、ええこと言うやんか」

話が弾んだ。優勝Tシャツ持っててよかった。ありがとうタイガース。ありがとう甲子園球場。金本さん大好き。

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と、すっかり意気投合したあたしたち。

以来散歩で会うたびに立ち止まって世間話なんかをするのだが、今日の散歩で会ったときの、おじさんの第一声はこうだった。


「おっクウスケやん!カモンカモン!」


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カモンカモンて……。

最初に会ったときとキャラ変わっとるがな。

………やっぱ大阪のおっさんなんだね。




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| まわりの人たち | 14:25 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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思い出ボコボコ

昨日、高校の恩師であるN先生から年賀状が届いた。

元旦にあたしの年賀状を見てからいつも返事をくださるので、毎年遅いことは遅いのだが、今年は特に遅かったので、「ああ先生もとうとう死んだか」と勝手に決めつけていたところ、どうやら死んでいなかったみたいだ。

「旅に行っておりました」

……旅行に行けるほどお元気らしい。

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N先生にはとにかくいろんな武器でボコボコ殴られた思い出がある。

世の中にはいろんな殴り方があるのだなあということを、先生はあたしに教えてくれた。まあ別に教えてもらわなくて結構だったんだけど。

たとえばいくつか挙げてみると……。

平手、グー、出席簿、教科書の角、スリッパ、モップの柄、缶ペンケース、地球儀、プリントの束、『微笑』(ちょっぴりエッチな女性雑誌。あたしが鞄に隠し持ってたもの)などなど。

なかなかバラエティーに富んだ顔ぶれだ。ちなみに先生のグーパンチが群を抜いて痛かったけど。

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が、そんなにいろんなもので殴られたからと言って、あたしがN先生を恨んでいるかというと、当時からちっとも恨んでいない。

いろんなもので殴られるには、それ相応、いろんな理由がある。

これもいくつか挙げてみると……。

授業中に催眠術の練習をしていた、H先生の通勤用自転車のサドルを隠した、マラソン大会の途中で行方不明になった、チョークの代わりに黒板の前にタンポンを並べた、追試より「ニチイ」のバーゲンを優先した、文化祭の打ち上げでカルピスの中にブランデーを混ぜた、歌のテストの練習だと言ってカラオケスナックで歌っていた、などなど。

これも我ながらバラエティーに富んだ顔ぶれだ。やるな、あたし。

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N先生は生徒指導部の所属だったので、ことあるごとにあたしは生徒指導室に呼び出され、N先生からの長い説教を受ける羽目になった。

「毎回毎回、俺かて怒りたないんやぞ」
「ほんなら怒らへんかったらええんちゃうん?」

そんな空気の読めない発言をして、よけいに怒られたこともある。

今思うと、つくづく先生は大変だったと思う。申し訳ない。スンマソン。

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でも今はとっても爽やかに生きてますよ!ご安心を!



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| まわりの人たち | 12:19 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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