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ひとりと一匹(自己紹介その4)

次は結婚について書くといいつつ、他のことに気持ちが移ってしまい、気づくと二日も伸びてしまった。

でも今日はちゃんと書く。

自己紹介その4。これでラストだ!

とろろ

みんな知っているとおり、ヤンキーな人たちには早婚が多い。その理由をあたしは、根が純情な人間が多いからだと思っている。

バイクの後ろに乗せてもらって、「俺のうしろには一生おまえしか乗せへんからなっ」とか言われたら、たいていのヤンキーの女の子たちは「あたしかってあんただけやっ」と、風に向かって叫び返してしまうに違いない。断言できる。

なぜならかつて、あたしも叫んだことがあるからだ(エヘッ)。

中にはそのままの勢いで結婚へとなだれこむ友達も多かったが、あたしは「あんただけやっ」の相手とは別れて、今のダンナと二十代の後半に結婚した。

結果として、嘘のセリフを叫んでしまったことになるが、「おまえしか乗せへんっ」と叫んだ男も別の女を乗っけているので、全く問題はないと思う。

おあいこだ。

そして今、あたしは、ダンナと犬一匹といっしょに、高知西部の田舎町(友人M田いわくムーミン谷)で暮らしている。

ダンナも同じ関西人だが、彼からはまったくヤンキー臭はしない。皆無というより、マイナス500ヤンキーくらいだと思う。

だから喧嘩すると、100パーセントの確率で勝てる。

ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )

というか、瞬殺だ。

負け試合をするのがアホらしくなってしまったのか、ここ何年かはダンナが端からリングに上がらなくなってしまった。平和といえば平和だが、少しさびしい。

とろろ

いつも画像で登場している犬は、保健所でもらってきた飼い犬だ。♂の7歳で、名前はクウスケ。

クウスケというのは前に飼っていた猫の名前で、その猫がものすごく賢かったので、そのまま犬にも同じ名前をつけた。

……決して名前を考えるのが邪魔くさかったわけではない。

今は朝晩クウスケをつれて、ヤンキー街道ではなく、田舎の山道を歩いている。ニコチンまみれだった左右の肺が、「よろしいんかネーサン、こないきれいな空気吸わせてもらって」と喜んでいるのがよく分かる。

ヤンキーだったころの毎日もスリリングだったが、今の毎日もまったく別の意味でスリリングだ。

家のなかにムカデなんかいるのを見つけると、街で怖いオネエサンたちにからまれたときのことを思い出す。

ムカデは決して、「いてもたろか、コラ!」とは言わないが、体全体が「いてもたろか、コラ!」な空気をかもしだしているので、なかなか怖い。

スリッパ、スプレー、菜箸、熱湯。

あらゆる得物を駆使して、ムカデを倒したときのやり遂げた感は、なかなか爽快なものがある。

とろろ

ただやはり、元ヤン仲間に会えないのはすごくさびしい。

「だからもっと遊びにきてほしいな」

電話でかわいらしくお願いしてみると、こんな返事が返ってきた。

「あほか。ムーミン谷まで何時間かかると思うねん」
「飛行場作れや。ほんなら行ったるわ」
「ていうか、おまえが帰ってこい」

……優しいなあ、みんな。




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……ごめんにゃさい。



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Category: 自己紹介

来ちゃった!

来ちゃった!四日前の予告通り、母親が来ちゃった!

20071003150346.jpg

何なのだろうか、このテンションの高さは。この人は本当に70歳が近いのだろうか。

わが親ながら何を食べているのだろうと不思議に思って確認したところ、特に変なものは食べていないようだ。

「青汁、毎日飲んでんねん」

健康食と言えば、それだけらしい。

それにしても元気だ。昨日の夜11時の夜行バスに乗って、今朝8時に高知に着いたというのに、休憩するということを知らない。

バスの停留所まで迎えに行き、「疲れたやろ?」といたわる娘に対して、母親はいきなりこうのたまった。

「おなか空いた!モーニング行こ、モーニング」

……ねえ、お返事は?それから、迎えに来てくれてありがとう、は?

とろろ

なんとなく納得のいかないものを感じつつも、あたしは母親を希望通り喫茶店に連れて行ってやった。

店に入ると当然のように、真ん中に近い席に腰かける母親。ふつうは誰もが窓際とか角っことか、そういう人目にさらされにくい席を選ぶものだと思うのだが、母親はいつも、より目立つ場所、より目立つ場所へと進む傾向がある。まさかとは思うが、容姿に自信でもあるのだろうか。

そして母親はメニューをしばらく眺めたあとで、こう言った。

「私、玉子サンドモーニング。で、おしっこ」

……うん、まあ言いたいことは分かる。何しろ娘だ。悲しいが、血だって繋がっている。玉子サンドモーニングを注文しておいてくれ、自分はおしっこに行ってくる。間違いなく、そう伝えたかったのだろう。それを短くしただけなのだろう。

……でもね、隣りのお姉さんたち笑ってたよ?

しかも何を思ったのか、母親はトイレから戻ってくるときに、ラックの中から『高知新聞』を取って戻ってきた。そしておもむろにそのテレビ欄を開くと、こう言った。

「あ、老眼鏡忘れたから、何も見えへん」

……新聞開く前に気づくやろ!ふつう!

脳内でそうツッコミながらも、実はどこか安堵した自分がいるのも事実だ。

どうやらうちの母親も、それなりに年老いてはいるらしい。もしかして不老不死細胞でも持っているのではないかと疑っていたので、安心した。

とろろ

が、そんな母親とてやはり人の親だ(というかあたしの親だ、悲しいけど)。遠く離れて暮らす娘のためにと、手みやげを持ってきてくれた。

+(0゚・∀・) + ワクワクテカテカ +

まず一個め。これ!

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甲子園サブレ!!で、包みを開いた中身が、これ!

sab.jpg

!!!!

なんだろう、このギッシリ感。母親なので、もちろんうちに子供がいないのは分かっているはずだが、なぜこれをおみやげに選んだのだろう。

あたしだって地元なのでこの店のことはよく知っているが、もうちょっと数の少ない箱もあるし、他のお菓子との詰め合わせだってできるはずだ。なのになぜこのギッシリ感。なのになぜ一種類?

もしかして、生まれ育った町を忘れるんじゃないよ、という戒めでもこめられているのだろうか。

そんな疑問を胸に、おみやげ二個め!それがこれ!

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だ・か・ら・詰・め・合・わ・そ!

何度も言うようだが、うちには子供がいないのだ。しかもこのお菓子には賞味期限なるものがあって、その日付が10月9日なのだ。今日はすでに3日だから、あと6日。一日2個ずつ食べても間に合わないじゃいか。それに甲子園サブレもあるしっ。

もしかしてこれはおみやげという名の攻撃なのだろうか。

まさかとは思うが、前に来たときに買ってきてくれた豹柄のミニのワンピースを、「こんなもん着て山道歩いたら、猟銃で撃たれるわ!」と突き返したことを、今でも根に持っているのだろうか。

でもあれは着れないよう。あたしは浜崎あゆみじゃないんだよう。

とろろ

そんな攻撃を仕掛けてきた母親は、今ようやく眠りについてくれた。

そしてあたしは今日初めてノートパソコンを起ちあげたわけだが、Windowsの起動音がこんなに優しく胸に響いたのは初めてだ。

ほっとする。

これから半月、大丈夫か?あたし。




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……そっちのほうがええな。



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根性犬

今朝、テレビで『特ダネ』を見ていたら、フラミンゴが脱走して戻ってこないというニュースをやっていた。脱走したのは一週間くらい前らしいのだが、今は20キロも離れた埋立地で気ままに生息しているらしい。

おそらく自由を求めたのだろう。ヤンキー的で、とってもいい。

とろろ

ところで脱走と言えば、あたしはすごく根性のある脱走犬を見かけたことがある。

なぜ野良犬ではなく脱走犬だと分かったかというと、それは首輪をしていたなどという生易しい理由ではなく、もっと確固とした脱走犬の証拠を、そいつが引きずって歩いていたからだ。

その証拠写真がこれだ。

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分かりづらいかもしれないが、この脱走犬、犬小屋を引きずって歩いている。つまり犬小屋ごと脱走してきたことになるわけだが、最初見たときは、一瞬わけが分からなかった。

当たり前の話だが、犬小屋は犬が入るものであって、犬が引きずるものではない。そういう固定観念を、いきなりひっくり返されたような気分になってしまった。

それにこの犬、とにかく必死で歩いていた。もしよかったら、上の画像を眺めながら、頭の中でロッキーのテーマでも流してみてほしい。何の変哲もないこの犬の顔が、シルベスタ・スタローンに見えてくるはずだ。

……ね、見えてきたでしょ?

とろろ

それにしてもいったい何がこの犬にここまでさせたのだろう。お母さん犬が危篤なのだろうか。会いたい恋人でもいるのだろうか。それとも飼い主に不満があって、我慢できなくなったのだろうか。

どんな理由があるにしろ、ふつう小屋がくっついてきたら脱走をあきらめると思うのだが、この犬に諦めの気配などなく、むしろまるで何かを信じて突っ走ろうとしているようにさえ見えた。

そういう意味で、この犬もヤンキー的だった。

そういえば、ヤンキー時代の仲間にもこういう奴が何人かいたなあ。

そんなふうに一瞬しみじみとしてしまったものの、よく考えるとこれは危ないのではないかということに、ようやくあたしも気がついた。

犬小屋が何かに引っ掛かって首が締まらないとも限らないし、犬小屋のせいで動きが遅れて、車にはねられる危険だってある。

飼い主さんには申し訳ないが、これはどうも犬小屋と犬を切り離してやったほうがよさそうだった。

犬小屋はどうせ屋根が取れてなくなっているし、元ヤンのあたしが言うのもなんだが、すでに犬小屋は犬小屋ではなく、元ゴヤへと変貌している。

あたしはいったん家の中に戻ると、ハサミを探して持ってきた。

そしてもういちど外へ出て、脱走犬に向かって思い切り叫んだ。

「チャースケ!」

茶色いから、チャースケ。我ながら貧相な発想力だとは思うが、とっさのことだったので仕方がない。

それにチャースケはおそらくチャースケではないにも関わらず、あたしの呼びかけに反応してくれた。

ほら。

dassou2.jpg

「俺、チャースケやったっけ?チャースケやったかもしれんな」

そんな感じに見えなくもない。

が、呼びかけには応えてくれたくせに、チャースケはあたしが近づこうとすると警戒して走って逃げてしまう。

無理もないことだった。何しろチャースケは犬小屋ごと家を飛び出すような、そんな尖ったやつなのだ。簡単に他人を信用してくれるわけがない。

俺に近づくんじゃねえ!大人は嘘ばっかりつくじゃねえか!

あたしにはチャースケの心の叫びが聞こえてくるような気がしたが、まさかここで「信じてえや!あたしは味方や!」と叫ぶわけにはいかない。

そんなところを角の家の奥さんに見られたら、ぜったいに二度と口をきいてもらえなくなるに決まっている。

なのできっとこんなベタなやりかたじゃ無理だろうなとは思いつつ、我が家の前にドッグフードをばらまいてみることにした。餌でおびき寄せる作戦だ。

すると。

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あっさり成功(;^ω^)

えっ?おまえ尖ったやつじゃなかったの?と若干拍子ぬけしながらも、とりあえず持っていたハサミを使って犬小屋とつながっているヒモを切り、チャースケの解放に成功した。

と、そのあいだあたしが体のどこに触れたところで、エサに夢中で動じないチャースケ。

なんかいろいろ妄想していた自分がばかばかしく思えてきたが、まあいいだろう。とりあえず一匹の不良犬の心に手を差し伸べてやれたのは事実だ(事実か?)

チャースケはこのあと、ばらまかれた餌をひとつ残らず食べ終えてしまうと、「ありがとうございました」とも言わず走り去っていった。犬小屋から解放されて嬉しいのは分かるが、実にあっさりとした去り際だった。

まあでも無事に自分の家に戻ってくれればそれでいい。

だからちゃんと飼い主さんに「ごめんなさい」って言うんだぞ。

とろろ

一方、飼い主がこんなに奔走しているあいだ、我が家の愛犬クウスケはというと。

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……脱走なんか考えたこともなさそうだね、おまえは。



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いけにえの勧め

あたしとの結婚が決まったとき、うちのダンナは友人たちのあいだで『婚約者』ではなく、『いけにえ』という表現で呼ばれていた。

たとえば以下のような会話が、友人たちのあいだで交わされていたらしい。

レッスン・ワン
 「なあ、いけにえ決まったん知ってる?」
 「ああ聞いた聞いた。よう見つかったな、いけにえ」

レッスン・トゥー 
 「あんた、いけにえ披露宴の招待状もうた?」
 「うん。何着ていこか悩んでんねん。いけにえ祝いも考えんとあかんし」

レッスン・スリー
 「このまえいけにえ紹介されたわ」
 「なかなか感じのええいけにえやったらしいな」

レッスン・フォー
 「あなたはいけにえを持っていますか?」
 「いいえ、私はいけにえを持っていません」

と、まあこんな感じだ。

とろろ

ところで誤解のないように言っておくが、別にダンナは神の怒りを鎮めるために村人たちが相談して、あたしに捧げたわけでもないし、太い杭にぐるぐる巻きにされて我が家に運ばれてきたわけでもない。

むしろ本人自らが希望して、いけにえに名乗り出たようなところさえある。

だいたいこっちに選択権があるなら、あたしにだって希望くらいあった。

1. 美少年
2. スリム
3. 頭脳明晰
4. お金持ち
5. 犬好き

えーっとうちのダーリンはぁ……

………
……


5番しか当たってないじゃないかー!

とろろ

ところでそんないけにえ君だが、昨日は仕事が休みだったので、母とあたしを中土佐町まで長距離ドライブに連れていってくれた。

以下はそのときの家族の楽しいフォトショットである。

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嫁がトイレに行っているあいだに、母親にてんぷらを食べさせられていたいけにえ君。二か月前の健康診断の血液検査でひっかかり、油ものを控えていたのに台無しだ。

「俺、いらんって言うたのにぃ」

……ほんならお揃いのポーズなんかとるな。

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神社の境内で厄ぬけ石なるものを発見し、母親に命令されるままに果敢にトライするいけにえ君。本当はあたしに止めてもらいたそうだったが、おもしろいので放っておいた。

「俺、もう厄年終わったのにぃ」

……いけにえのくせに厄年とか言うな。

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古いキューピーの看板を発見。母親に、「この体型、あんたに似とるな」と言われてしまういけにえ君。何か言い返したそうだったが、耐えていた。

「お母さんのほうが太ってんのにぃ」

……言い返したかったら言えばいいやん。

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海辺でおもちゃの拳銃を見つけてきた母親に、「裕ちゃん(石原裕次郎)やってー」と無茶ぶりをされてしまういけにえ君。とっさにとったポーズがこれで、とっさに出てきたセリフがこれ。

「ボス、行くぜ!」

……いや、ボスはおまえだろ。

とろろ

と、なんだかんだ言いつつ、いけにえ生活を満喫しているいけにえ君。いけにえになって痩せるならともかく、どんどん順調に太っていっているので、きっとそれなりに幸せなのだろう(と思いたい)。

世の中にはなかなか結婚できない独身男性が多いと聞くが、いっそあらゆるプライドを捨てて、いけにえになる覚悟を決めてみられてはどうだろう。

お勧めする。




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……脂っこそうやけどな。


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根性なし犬

このまえ根性のある脱走犬のことをブログに書いたが、我が家のクウスケはそれとは真逆で根性がない。

思えば、出会った瞬間からそうだった。

四万十保健所主催の子犬の譲渡会で、その状況に緊張したあまり嘔吐を繰り返してしまったクウスケは、当然体じゅうがゲロまみれになってしまい、そのせいで最後の最後まで、誰にも引き取ってもらえなかった。

あたしたちはたまたま通りかかってその様子を見ていたのだが、あまりにもその様子が不憫でたまらなかったので、ついつい受付に申し出てしまった。

「あのゲロ臭い犬、もらいます」

とろろ

他にも、グレーチングの上を歩くときに脚をプルプル震わせたり、小さなネコにシャーッと言われてあわてて逃げたり、草むらから出てきたキジに驚いて側溝に落ちたり、ダンナに怒っているあたしにビビって二時間ほど行方をくらませたりと、根性無しエピソードには事欠かない。

人間だったら、間違いなくヤンキーにはなれないタイプだろう。

が、なかでもいちばん困るのは、クウスケが水を怖がることだ。

友人たちにムーミン谷と呼ばれているように、我が家の近くにはきれいな川がたくさんある。だから特に夏のあいだは、休みのたびにクウスケを連れて川へ遊びに行くのだが、クウスケは一向に泳いでくれない。

決して水が嫌いというわけではないのだが、足の届かない場所が怖いらしい。

その証拠に足の着く場所では、けっこう嬉しそうな顔をする。

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ね?笑っているように見えなくもない。

が、これが少しでも深いところへ連れて行こうとすると、必死で小さな体をつっぱり、抵抗する。

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何度かテレビで観たことのある、マグロとマグロ漁師の格闘シーンのようだ。

たまたま誰も見ていないからいいが、もしも知らない人が見ていたら、ダンナが犬を虐待しているようにも見えなくない。それはまずい。あたしならともかく、ダンナはそういうキャラでは売っていない。

なので虐待的ではなく、もっとインテリジェンスなやり方を考えてみることにした。それがこれだ。

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名づけて『大好きなスティッチが川の魔王に捕らわれてしまったので助けねば作戦』(長っ)。

飼い主バカのようで申し訳ないが、クウスケは心優しい犬なので、これなら勇気をふりしぼって、きっと水に飛び込むはず。

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………はず?

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川の魔王の魔法によって、どんどん遠くへと流されていくスティッチ。助ける気持ちがないわけではなさそうだが、結局はスティッチを見捨てるクウスケ。S字に曲がった腰のあたりが、クウスケの心の葛藤を表しているようで、妙に泣ける。

それにしても、これではおそらく飼い主が同様に流されていても、きっと助けになんてきてくれないだろう。やはり当初の希望通り、ゴールデンを飼えばよかったか。

いやいや。そんなことはない。泳げるようになれば、きっと助けに来てくれるはず。

そんな期待を込めた作戦2は、長くなったのでまた今度。

To be continued!




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……うそつけ。



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根性なし犬?

前回失敗した愛犬クウスケの水泳特訓。

『大好きなスティッチが川の魔王に捕らわれてしまったので助けねば作戦』(だから長っ)は、実はあたしの発案だったのだが、それでは無理だとダンナが言った。

「犬にはな、信頼と愛情が大事やねん。せやから信頼と愛情で泳がせるんや」

正しいような正しくないような、分かるような分からないような言葉ではあるが、ダンナが自分にまかせろと言うので、この際まかせてみることにした。

というわけで、お手並み拝見。

とろろ

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「まずはコミュニケーションや」と、クウスケと水遊びに興じるダンナ。浅い場所でこうして遊んでやることで、クウスケの水への恐怖心を少しずつ和らげる寸法らしい。

なるほどクウスケも楽しそうなので、それなりに効果はありそうだ。

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と思ったら、顔に水がかかったとたんに水遊びをやめて、逃げだすクウスケ。

まさかとは思うが、数滴の水で溺れ死ぬとでも思っているのだろうか。

それとも実はクウスケの頭の黒い部分は自分で毎朝ファンデーションか何か塗っていて、濡れると剥げ落ちてしまうのだろうか。

というわけで作戦失敗。次に考えた作戦がこれ。

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わざわざ川の向こうに渡って、何度もクウスケの名前を呼び、

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急に知らん顔をして、クウスケを寂しくさせる作戦。

おそらくこれはダンナが過去の数少ない恋愛体験から導き出した作戦だと思うが、この作戦のいったいどこに『信頼と愛情』があるのだろう。

むしろ『信頼と愛情』を裏切っているような気がするのだが、ダンナはそのことには気づいていない。妙にクールな表情を作ったりして、岩の上でポーズをとっている。

それにそもそもこんな幼稚な駆け引きには、今どき女子中学生でも引っかからないと思うのだが、どうだろう。犬は引っかかるのだろうか。

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……やはり犬でも引っかからないらしい。

というわけで、またしても作戦失敗。

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がっくりと肩を落としつつ、川を渡って戻ってくるダンナ。おそらく過去の恋愛の際にも、こうして敗れ去ってきたのだろうなと想像がつく。

ちなみにこの川の水、上流だけあってかなり冷たい。あたしはつま先を浸ける気にさえならなかった。

が、元ラガーマンのダンナは諦めない。どんなときにもネバーギブアップなやつなので、このあともいろいろと試みていた。

たとえば、

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思いっきりの正攻法。自らが楽しそうに泳ぐことで、クウスケに「楽しいのかも!?」と思わせ、誘い出す作戦。

唇の色が紫色になるまでがんばったのに、あろうことか逆にうっとうしがられていた。

他には、

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ヒモにピカチュウの人形をつないで、クウスケをおびき出す作戦。

これはあたし発案の『大好きなスティッチが(以下略)作戦』とかぶっているような気がするのだが、またもダンナはそんなことには気づいていない。一応、「かぶってない?」と確認だけはしてみたのだが、(;゚д゚)アッ....という顔を一瞬だけ見せたあと、無視された。

・・・・・シカトかよ。あとでおぼえてろ。

とろろ

と、いろいろやっていたようだが、いつしかラガーマンの筋肉性の脳みそからは何も浮かばなくなってしまったらしく、結局はこういうことになっていた。

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足の届かない場所へ連れていき、泳がざるを得ない状況を作るという、オーソドックスな水泳教室。こうなるともう『信頼と愛情』どころか、作戦でもなんでもなくなっている。

クウスケの顔も心なしか、「結局これかよ」と言いたそうに見える。

とろろ

そんな我が家の水泳特訓。さすがに十月に入ってしまい、川に入るのも難しくなってきた。というわけで、今年もクウスケの勝利確定。

来年こそはっ!



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ジキル博士とおかみ氏

昨日は母親を連れて、友人Fの家にお邪魔しにいった。Fはあたしがこっちに来てから親しくなった友人で、大月町で宿のおかみをしている。

F邸の入口に車を停めると、まずはFの愛犬ナックが盛大に吠えて歓迎してくれた。

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もらいうけた子犬のころ「ねえ、ビーグルっぽいと思わない?」と嬉しそうに話していたF。

その期待を裏切って、日に日にビーグルじゃなくなっていったナック。

でもクウスケとは真逆のそのワイルドでタフな性格は、ヤンキーぽくってあたしは好きだ。男としてなら、断然好みだ。犬なのがとても残念無念だ。

そんなナックとひとしきりじゃれあって愛を確かめあったあと、家に余りまくっている『甲子園サブレ』の一部をFに押しつけ、お茶をごちそうになってから、近くのコスモス畑まで三人で歩くことにした。

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日本人の体形の変化がとてもよく分かるこのツーショット。Fの一歩が母親の二歩なので、母親の下半身はとても忙しい。

だからと言って上半身を休ませようなどと考えるような母親ではないので、ずっとしゃべり続けているのだが、客商売を生業とするFは、ちゃんとそれにつきあってくれた。

そこらにある植物を見つけては、「これ何?」「これ何?」と幼稚園児のごとく質問を連射する母親に、「これはキバナコスモスです」とか、「これはウバメガシです。備長炭の元になるんですよ」とか、いちいち丁寧に説明してくれるF。

植物に疎く、何を訊かれても「知らん」と答える娘と違い、たいていの質問にFが答えてくれるので、母親はとても嬉しそうだ。

それにFも、「ガイドって楽しいね」とか言っている。

なのであたしもついつい嬉しくなってきて、ガイドFに訊いてみた。

「ねえ、あの花は何?」
「オクラだよ!あんた、そんなことも知らないの?」

おかみ豹変!!

とろろ

ちなみに肝心のコスモスだが、まだまだ見ごろには遠かった。大月町のコスモスまつりは今週土曜日からの予定だが、このままではどうも間に合わない模様。

cos.jpg

画像で見ても分かるとおり、咲いている数よりつぼみの数のほうが圧倒的に多いのが現状だ。

が、土曜日には間に合わないにしても、本当に広い敷地に、本当にすごい数のコスモスが植えてあるので、見ごろさえ誤らなければ、圧巻の景色が見られることは間違いない。

というわけでぜひ、コスモスまつりを見にいらっしゃってください。

運が良ければ、元ヤンも見られるかもしれません。~ヘ(´ー`*) カモーン。




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……シーッ! d( ゚ε゚;)



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箱いっぱいの幸せ

昨日、おとなりのK子さんから魚をもらった。K子さんの家は魚の卸しをしているので、しょっちゅう魚を分けてくれるのだが、昨日は大サービスの量だった。

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゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*

なに、この素敵なギッシリ感。母親のおみやげの攻撃的ギッシリ感とはぜんっぜん違う。

が、実はこの大量の魚は、あの攻撃的ギッシリ感が生んだものなのだから、人生というのは博打のようだ。到底食べ切れないと思った『甲子園サブレ』と『レモンケーキ』をK子さんにおすそわけ(というか押しつけ)した結果が、これなのだ。

おそらく母親に気を遣ってくださったのだろう。

とてもありがたいことなのだが、母親はなんでも自分に都合よく解釈する脳回路を持っているので、「ほら、あのお菓子喜んでくれはったんやわ。また持ってこな」とか言っている。

冗談じゃない。『甲子園サブレ』に罪はないが、しばらくは顔も見たくない。

少なくとも次は、『詰め合わせ』という最低テクくらいは使ってもらいたいのだが、そんな細やかな気配りがうちの母親にできるのだろうか。

そのような不安を抱えつつ、一応お願いしてみると、母親の返事はこうだった。

「わかりーた、セニョリータ♪」

……分かってなさそうΣ(´∀`;)




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……そらおまえも固まるわな。



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母娘ブログ

友人Fこと『はたご』のおかみの案内で、月山神社へと続く遍路道を歩いた。

『はたご』のおかみは元優等生、あたしは元ヤン。しかし二十年以上もの月日は優等生を不良化したり、不良を優等生化したりして、なかなか気の合う友達になれるのだ。

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落ち葉でふかふかの道を歩く。緑の匂いが濃い。野草や木々を見つけては、おかみが名前を教えてくれるが、あたしには違いが分からない。

でも分からないと言ったら怒られそうだったので、空気を呼んでうなずいておいた。次に名前を訊かれても、答えられない自信あり。なので先に謝っておく。ごめんなさい。

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ところどころに子供たちが描いた「がんばれ」の札が掛かっているのだが、これがなかなか励みになる。

うん、おばちゃんお遍路さんじゃなくて元ヤンだけど頑張るね。

そんなことをいちいち思いつつ、緑のなかを歩いていく。落ち葉のクッションのおかげなのか、それとも空気が澄んでいるせいか、まったく疲れを感じない。

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三十分ほどの山道を抜けて、月山神社へと続く舗装路に出た。不要になった杖を、あたしは自分でも無意識のうちに肩に担いでいたらしいのだが、おかみに言われるまで気づかなかった。

「さすがに木刀を担ぐ姿がサマになるね。角度とか、すごくいいよ」

褒められたヽ(*´∀`)ノ

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そして月山神社に到着。かなり歴史のある神社らしく、小さいけれど存在感があった。

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歩いて歩いて歩いたあげく、こんな神社を見つけたら、誰でも胸を打たれるのではないだろうか。そっと手を合わせ、何かを祈ってみたくなるのではないだろうか。

当然、あたしもそっと祈った。何を祈ったかは言えないが。

そして舗装された道を下りていくと、かすかな波の音とともに、木々の隙間から太平洋が見えてくる。その太平洋を眺めながら、最後におかみが持ってきてくれたおにぎりを食べてゴールイン!

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ちなみにおかみはただのおにぎり運び屋で、握ってくれたのはおかみのダンナ。つまり『はたご』のご主人なので、このおにぎりはプロ仕様なのだ。プロ仕様なので、太平洋にも映えるのだ。いただきます。

とろろ

…と、ここまで読んで、あれ?今日はお母さんどうしたの?と、気づいてくださった優しいあなた。

お母さんはもちろん!

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実は今日ブログに使った写真は、最後の二枚を除いて、全部母親が撮ったもの。

「私の写真も使っていいよー」と、さも使ってほしそうに言うので、親孝行のために使ってあげることにした。きっとこれで満足して、西宮へ帰ってくれることだろう。




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……ごめんね。



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嵐が去った

今朝の電車で、母親が西宮に帰っていった。

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朝6時過ぎに起きてきて、ダンナに「お世話になりました」などと挨拶している姿を見て、なかなかお利口さんなところもあるのだなと感心していたのだが、その五分後。

「なあパッド知らん?パッド!」

タンスのなかを覗き込みながら、叫んでいる。

亀田一家処分のニュースを見ながら、ダンナはコーヒーを噴きだしそうになっていたが、母親の叫びは止まらない。

「パッド、昨日洗濯したっけ?あんたんとこにパッド入ってへんか?」

別れの朝くらい、静かに迎える気はないのだろうか。出勤前にパッドパッドと連呼されて、ダンナはさぞかし働く気をなくしたことだろう。

……申し訳ないとは思うけど、働いてください。

それにしてもあの体型で、なぜそんなにもパッドが必要なのだろう。もう胸もお腹もあったものじゃないと思うのだけれど。

あたしが思わずそう口にすると、こんな言葉が返ってきた。

「腹より乳のほうが高くないとあかんねん」

……ああそうですか。

とろろ

そして母親はリュックに荷物を詰め込むと、今度はクウスケに別れのご挨拶とほとんど無理やりのツーショット撮影。

「ほらクーちゃんおいでっ。逃げたらあかん。はいっチーズ!」

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……クウスケが軽く死にそうなんだけど。

とろろ

と、最後の最後まで騒がしく去っていった母。いつものことだが、あたしは母親が帰ったあと、寂しいのか嬉しいのかよく分からなくてすっごく困る。

どうやらあんな母親でも、細胞的には確実に老いていっているようなので、死なないわけではなさそうだ。そう思うとやはり別れるのは寂しい。

去っていく電車を眺めながらそんなことを思っていたのだが、さっき母親からメールが届いた。そこにはこんなことが書かれてあった。

『楽しかったー。また年末に遊びにくるねー!』

……って、すぐやんっ!




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……お疲れ、クウスケ。



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さびしんぼ

いつもそうだけど、母親が帰って何日かのあいだは、クウスケにはそれを理解することができないようだ。

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母親の寝ていた布団の上で、母親にもらったおもちゃといっしょに、母親のことを待っている。こういうのはちょっと切ないのと同時に、母親が帰ってホッとしている自分のことを後ろめたくも思ってしまう。

犬は素直だから、愛情をそのまま愛情と受け取る。

あたしなら、「クウスケといっしょにごはんを食うすけ」とか言われたら、「ばばーてめー」などと思ってしまいそうだが、クウスケはそうは思わない。すっごく喜んで、シッポをぶんぶん振っている。

見習うべきだろうか?

とろろ

そしてダンナもいいやつなので、クウスケに向かって何度も事情を理解させようと試みている。

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「ええか?ばーちゃんはな、西宮に帰ってもうたんやぞ?せやからもうおらへんねん。けどお正月にはまた来てくれるからな、それまで賢くしとかなあかんで」

本気の説得を、本気でしている。

……仕事でストレスでもたまっているのだろうか。

で、肝心のクウスケの反応はというと。

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「あ!スネた!こいつやっと、お母さんが帰ったん、分かったんやな」

……言われてることが分からなくて、パニックを起こしただけだと思うよ?

とろろ

こんな一人と一匹の横で、あたしはようやくブログのテンプレート探しなどをしたりしている。

ブログを始めて数日後に母親がやってきてしまったので、ゆっくりとテンプレートを探す暇もなかったのだが、共有テンプレを作っている人たちって本当にすごい。プレビューするだけで楽しくなる。

あまりにもたくさんありすぎて、迷いに迷っているのだが、そろそろバシっと決めなくてはならない。今、ようやく6つに絞っている(絞ってると言えるか、これ)。

晩ごはんまでには決めないとなあ(……作らないとだめかなあ)。




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……は、はーいっ!(´∀`*)ノ 



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ガマガエル殺人計画?

虫とか爬虫類などの生き物が苦手だ。田舎で暮らして十年にもなるのに、その手の生き物にはまだまったく慣れることができない。

なのに、そんなあたしをあざ笑うかのように、我が家の近くには「これ、ほんとに地球にいていいの?」と唸ってしまうような薄気味悪いやつらが、あたりまえのように生息している。

体を銀メタにでも塗ってやれば、『エイリアン』にだって出られそうなやつが、普通に地面を這っていたりするのだからおっかない。

とろろ

ところで今朝は散歩の途中でガマガエルを見かけたのだが、ガマガエルの毒で人を死に追いやることができるというのは本当だろうか。

高校生のころ、M田という女がそう言っていた。

このM田はヤンキーのくせに勉学が好きという変わり者で、あたしたちの仲間内で唯一、大学に進学したというブラボーなやつだ。

そのM田が、ある日担任のKに絞られ、ヘコんでいるあたしにこうささやいた。

「なあ知ってる?ガマガエルの毒で人殺せんねんで」

うそつけと思った。確かにあたしはM田よりバカだが、それくらいの嘘を見抜くことはできる。

そう思ったのが顔に出たのだろうか。たたみかけるようにM田が続けた。

「嘘ちゃうで。どっかの大学の教授の本に書いてあったもん」

Σ(゚Д゚)!

その一言で、あたしはあっさりとM田の言うことを信じてしまった。M田と比べて脳のスペックが低かったあたしは、教授だとか本だとかいうような、賢そうな単語に弱かったのだ。

とろろ

そして会話はM田の思うつぼの展開になった。

「ガマガエルの毒ってどっから出るん?」
「皮膚や」

「ほんならKにガマガエルくっつけたら、K死ぬん?」
「飲まさな無理や」

あたしの質問に、M田がきっぱりと答えていく。M田には何でも断言する癖があった(というか今もある)ので、その自信満々な態度に、あたしの低スペックな脳みそは、いつも洗脳されてしまうのだ。

というわけで、会話は本格的な殺人計画へと広がっていった。

「ガマガエルを丸ごと飲まさなあかんってこと?」
「いや、皮膚をちゅうちゅう吸うだけでええんや」

「ほんならたまたまガマガエルを持ってたことにして、つまづいたフリしてKの口に突っ込んだらどうやろ」
「完璧やな」

・・・・・完璧だろうか?

とろろ

と、こんな会話で盛り上がったおかげで、あたしはいつのまにかKにこってり絞られたことも、ヘコんでいたことも忘れていた。

M田はいつもこうしてあたしを盛り上げてくれていたのだが、このまえこの話をしたときにも、ガマガエルの毒の殺人能力の真偽については、M田は明かしてくれなかった。

ダンナで試してみよっかな♪




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……いかにも無毒って顔だもんね、おまえ。



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ハスキー犬ジョン大往生

下の写真はあたしがまだ西宮に住んでいたころなので、十年くらい前のものだと思う。寝そべっている犬の名前はジョン。犬種は見てのとおりハスキーだ。

アルバムを何度も探したけれど、あたしが持っているジョンの写真はこれ一枚だけだった。

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ジョンはあたしが可愛がってもらっていた塗装屋の親方の家で飼われていた。

親方は頭がほんの少し寂しいことになり始めただけで全剃りにしてしまうような豪快な人で、怒るとたいていの人間が猛ダッシュで逃げるくらい怖かったが、ジョンをいつも自分の車の助手席に乗せて、相棒みたいに大切に飼っていた。

全剃り親方とハスキー犬のコンビは、その筋の親分子分みたいで、絵面的になかなか迫力があった。

とろろ

そのジョンが死んだという連絡を、あたしは昨日母親からもらった。17歳だった。犬としては大往生といっていいだろう。

それでもきっと親方は落ち込んでいるんだろうな。

そう思って夕方、親方に電話したのだが、電話に出た親方の声はむしろすがすがしいくらいだった。

「獣医さんがな、昨日花束持ってうちに来てくれたんや」

嬉しそうに親方はそう言った。

何でも17年も元気で生きたハスキー犬を獣医さんも見たことがなかったらしく、親方は先生にものすごく褒めてもらったらしいのだ。

それがすごく力になったと親方は言った。

「せやからな、ジョンも俺にありがとう。俺もジョンにありがとう。そんでええんや」

いい言葉だなと思った。自分もクウスケを失ったとき、同じような気持ちになりたいと思った。そのあと糖尿病の愚痴さえこぼさなければ、あたしは親方を好きになっていたかもしれなかった。

昔から親方はスイカが大好物だったのだが、今年の夏はそのスイカを満足に食べられなかったらしいのだ。

「スイカをな、嫁がペラッペラに切りよんねん。皿の上で倒れんねんど、スイカが」

……血糖値が下がったら、スイカでもメロンでも立ててあげるよ。

とろろ

と、そんな親方との電話を切ったあと、あたしはすぐにソファーで寝ているクウスケの胸に耳をあてて、心臓の音を聞いてみた。

クウスケの心臓は、しっかりと力強く動いていた。

クウスケの心臓の音を聞くのは初めてではなく、あたしは何となく気分が沈んでいるときや、逆にイライラして仕方がないとき、クウスケの心臓の鼓動を聞く。

小さな体のなかでトクトクと動いている命の音を耳にすると、不思議と気持ちが落ち着くのだ。沈んでいるときには力づけられるし、苛立っているときにはすうっと優しい気持ちになれる。

いちどやってみてほしい。

ただし♂の小型犬を飼っているみなさんは、胸と後ろ足の位置が近いので、チン●ンが目に刺さったり、鼻の穴に入ったりすることがあるので、頭を置く位置に注意してほしい。

あたしは何度かクウスケのチン●ンが目に刺さったり、鼻に入ったりしたことがあるが、これは気持ちが別のベクトルで落ち込んでいく危険性がある。

ご注意あれ。




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……うえぇっ!?Σ(゚д゚lll)ガーン


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幸せ一家

クウスケの朝の散歩も兼ねて、近くの砂浜に遊びに行った。

ここはどうやら砂浜のほぼ真ん中あたりで高知と愛媛に分かれているらしく、県境の標識が立てられている。

そんなふたつの縄張りをマタにかけて遊ぶことのできる場所なので、あたし的にはたまらないわけだが、肉球に優しい砂浜は、クウスケにとってもたまらないらしい。

前に根性なし犬のところでも書いたように、深い場所が嫌いなだけで、決して水が嫌いなわけではないクウスケは、海を見ると俄然テンションが上がる。

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上がる!

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上がる!

・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・

が!

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上がったテンションを利用され、ダンナにまんまと海へ連れ込まれてしまったクウスケ。

そのことに気づいた瞬間に「はっ!」といった感じで体が固まり、シュワシュワの波に呑まれつつ、シュワシュワとテンションが沈んでいく。

そしてそのままいつものように、海川ではおなじみのバトルへと展開。

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全身を使って、必死の抵抗を試みるクウスケ。結婚してから一度も女房を引っ張ったことなんかないくせに、クウスケをグイグイと引っ張るダンナ。

かなり浅い海なのだが、クウスケの目には底なし沼にでも映るのだろうか。

と、あんまり怖がっていてかわいそうなので、横から助け船を出してあげることにした。

「怖がってるやんか!もうやめとき!」
「はい」

……素直な男だ。

とろろ

あとはポットに入れて持ってきたホットコーヒーをゆっくりと飲んで、散歩終了。特に派手なことはしていないのだが、こういう日常がほしくて田舎に移ってきたんだなと、ふと思った。

幸せかもしんない(ダンナには訊かない)。




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……根性なしがエラそうに言うな。



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脳内相性

『脳内メーカー』に続く『脳内相性メーカー』というのがあるよ、と友達が教えてくれたので、さっそくダンナとあたしとでやってみた。すばらしい結果が出た。

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左の脳があたしで、右の脳がダンナ。これはあれだろうか。ダンナがあたしに癒されると感じていて、あたしがダンナに愛されていると感じている、そう解釈していいのだろうか。

もしそうならそれは『夫婦の理想的な愛の脳内』なのではないだろうか。

横でディスプレイを覗き込んでいたダンナも、幸せのあまり思わず言葉に詰まっていた。

「え…これって」
「何?」
「当たん…の?」
「当たる当たる。世界一当たる」

とろろ

それにしても自分が『癒し系』だったとは知らなかった。新しい自分を発見したようでとても嬉しい。

世間では今、『猫鍋』というのが癒し系として流行っていて、何でもDVDも発売されたようなのだが、あたしも今夜ダンナが仕事から帰ってくるのを、土鍋の中で丸まって待っていてあげようと思う。

…………
………
……

やっぱそのまま火にかけられそうだからやめとこう。

というわけですごく当たると(勝手に)確信したので、調子に乗ってクウスケとの相性もやってみた。すばらしくない結果が出た。

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左の脳があたしで、右の脳がクウスケ。いったいなんなのだろう、これ。まるでカリスマホストとホストにハマッた女の脳内みたいではないか。

ネットの神様に誓って言えるが、あたしはクウスケでHなことを考えたことなんか一度もない。

確かにソファーで寝ているのを見ると「かわいいなあ」とは思うけれど、だからと言って「申し訳ありません。あまりにもかわいかったのでつい」みたいなことは、一度だってない!(アタリマエ)

というわけなので、この脳内相性は脳内却下することにして、ヤケクソであたしの王子様との脳内相性を調べてみることにした。

さて入力。

き・む・ら・た・く・や。

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・・・・・(*´Д`*)




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元ヤン集会

昨日、元ヤン時代の友人M田から電話がかかってきた。何度かこのブログにも登場しているM田は、(IP電話に加入して電話代がかからなくなってから)マメにあたしに長距離電話をかけてきてくれるいいやつだ。

そのM田の家に、昨日は他の友人たちも集まっていた。

なんでもみんなであたしのブログを読むために、わざわざ集まってくれたという。

というのも、M田とあたしの二人を除いて、彼女たちは誰も家にパソコンを持っていない。というか、ほとんどパソコンと触れ合ったことさえないらしい。

どうやら彼女たちのなかでパソコンは、『科学者・未来・マシン』という時代錯誤アニメのイメージのままで止まってしまっているらしく、苦手意識が先に立つようなのだ。

なので昨日の集まりは、「ブログって何?」というところから始めなければならなかったらしく、M田の苦労は察するところあまりある。

ちなみにそんな集まりには、会の名前がついていた。

『キムチ鍋を食いつつやんぴぃのブログを鑑賞する会』

……って、どうひいき目に見ても鍋がメインだろ、これ。

とろろ

そんな昨日の電話にはみんなが少しずつ出てくれたのだが、誰もが元気そうだった。何しろみんな携帯メールさえしないので、近況は何ヶ月かにいちどの電話と、M田からの情報くらいでしか知ることができない。

だからみんなの声が聞けてすごくうれしかったのだが、正直、ちょっと寂しくもあった。

声を聞くと、会いたくなる。でも会えるような距離にはいない。なんだかまるで遠距離恋愛でもしている気分だ。

……次はいつみんなに会えんのかなあ。

とろろ

そんなことを思っていたあたしに、さっきM田からメールが届いた。『キムチ鍋を(以下略)会』の報告メールだった。

鍋の画像と共に、鍋のレシピや食後の感想、飲んだ酒の量と種類、あたしの嫌いなシイタケのアップ写真など、完全に人をナメているとしか思えないような内容だったのだが、メールの最後にちょっとだけ『ブログの感想』というコーナーがあり、あたしのブログを読み終えたあとのみんなの会話が記されてあった。

それがこれだ 下

「ふうん、こういうのブログっていうんやなあ。勉強なったわ」
「すごいな、あいつ(あたしのこと)。こんなんできて」
「かしこなったんかもしれへんな」
「けどアホみたいなことしか書いてへんで?」
「変わってへんなあ。ホッとしたわ」
「ムーミン谷、ええとこみたいやしな」
「ほんまにムーミンみたいなん(おそらくダンナのことだと思われる)もおるしな」
「クウスケもアホっぽい顔しとったなあ」
「そら飼い主に似んねやろ」
「けど文章はがんばって書いてたんちゃう?」
「昔からそういうのだけマメやったやん」
「なんせ不良のくせに日記書いとったからな」
「反省文に騙されるって先生らかって言うてたやん」
「あ、そういうたらあいつ高一のとき、壁新聞コンクールで賞とってへんかった?」
「とっとった。とっとった」
「ていうか、あいつが高校でとった賞ゆうたら、壁新聞コンクールくらいしかないやん」
「「「「あっはっはっはっは(爆)」」」」

……これ、ブログの感想なの?




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……やっぱそう思う?



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朝の散歩(平和編)

クウスケには、苦手なものがいっぱいある。

足の届かない海や川、グレーチング、月二回のシャンプー、獣医さん、トラックなどの排気ガス、雨、橋の上、大きなカゴや段ボール箱、消毒液、飼い主♂の乱暴なブラッシング、飼い主♀の舌打ち、それから猫。

こんなに怖いもので満ち溢れていたら生きていることさえ辛そうだが、クウスケにそんな翳はない。毎日とても楽しそうだし、シッポもぶんぶん振っている。

もしかすると犬は、人よりずっとタフなのかもしれない。クウスケを見ていると、そう思う。

とろろ

そんなクウスケにとっての一番の楽しみは、何と言っても散歩だろう。

だいたい毎日朝は一時間から一時間半、夕方は30分、その日によって海コースや山コース、公園のある住宅街コースなどを歩く。

クウスケはいつも飼い主よりも少し先に立ち、得意げにシッポをくるんと上げて、オシリの菊印まるだし状態で歩いている。

今朝の散歩は、山コースを選択した。

うちのそばに山道へと続く入口(我が家では「ワープするとこ」という頭の悪そうなネーミングで呼んでいる)があって、裏の山へはすぐ行ける。

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矢印の場所が入口なのだが、分かりにくいので知っている人はほとんどいない。あたしも教えてもらうまで、まったく気づくことができなかった。

この入口をあたしに教えてくれたのは、近所の元校長先生のおじさんなのだが、最初「奥さんにええ道を教えちゃるけん」と言って連れ込まれたときには、ちょっとだけ貞操の危機を感じた。いやマジで。

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あの入口から木々の生い茂る斜面を降りると、こんな山道に出ることができる。クウスケの手前に転がっているのは、ぜんぶ中身のなくなった栗のイガだ。いったい誰が食べたのだろうか。人?猿?

そして山道にはイガの他にもこんなものが落ちている。

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ドングリやブンタン。

ブンタンはこのあたりの名産品なので、うちのまわりにはブンタン畑がたくさんある。収穫や受粉作業のときには、頼まれてお手伝いをすることもある。

ダンナはいつも画像のようにブンタンを二つ並べて置くと、「おまえ、こんなオッパイでかかったらどうする?」とあたしに訊くが、これはあれだろうか。やはりケンカを売られていると解釈してもいいのだろうか。おぼえとけ。

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枯れ枝が頭上に落下してきても、よけようとさえしないクウスケ。言っておくがアホなのではなく、あたしに似て性格が大らかなだけだ。

とろろ

と、毎日こんな感じなのだが、今日は天気が良かったのですごく気持ちのいい散歩になった。適度に汗もかくことができたし、クウスケも楽しそうだったので大満足だ。

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ただひとつ、クウスケがまた猫にビビって逃げたことを除けばね。

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今日の敵は上の子猫ちゃん。何が怖いんだろう。かわいいのに。

長くなってしまったので、この話はまた明日にでも。




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……猫がいるときに、それやってみ?




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朝の散歩(特訓編)

昨日の続き。今日はクウスケの苦手なものベスト・ワン(犬だからワンとかそんなんじゃないからね、念のため)である猫について。

別に過去にタイマンをはって破れた経験があるわけでもないし、そもそもタイマンをはる根性さえないわけだが、クウスケはとにかく猫を見るとおびえる。

犬にとってシッポは感情表現装置のようなものなので、散歩の途中でクウスケのシッポを見ていると、近くに猫がいるかどうかがすぐに分かる。

行く手に猫を見つけると、クウスケのシッポはシュルシュルと悲しげに下がっていく。

うちの近所には猫が多いので、昨日だけでもシッポシュルシュルが三度も起こった。

とろろ

まず一度め。三メートルほど離れた車の脇に、まだ小さな猫が一匹いる。

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子猫はかわいらしくミャンミャンと鳴いてこっちの様子をうかがっていたが、クウスケのシッポはミャンミャンに合わせてシュルシュルと垂れた。

次に二度め。フェンスの上にまるでクウスケとペアルックみたいな、よく似た柄の猫がいる。

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さすが大人の猫だけあって貫録があり、場末のスナックのママのような、枯れた声でビャーと鳴いた。そしてやはり場末のスナックのママのように、フン!といった感じでクウスケを見ていた。

もちろんそれでクウスケのシッポはシュルシュルとなってしまったわけだが、これはまあ大目に見てやろうと思う。何しろ場末のママなのだ。クウスケがかなう相手ではない。

そして三度め。シッポと耳以外まっしろな子猫が、自販機の隙間から飛び出してきた。

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子猫には決して戦闘意欲のかけらもなく、ただじゃれたいだけのようなのだが、クウスケはダンナに助けを求めてすがりつき、例によってシッポシュルシュル。

飼い主としてほんとうに情けない。こんな子に育てた覚えはない。

とろろ

ところで上の三枚の画像を見てもらえば分かってもらえると思うのだが、猫に遭遇したときのクウスケには、ある共通した行動が見られる。

それは猫を決して見ようとしないことだ。

これはおそらく『見ていないものはいないもの』理論というやつで、あたしも夏休みの宿題なんかによく使った覚えがあるが、それで済んだ試しがない。

あとまわしにした障害は、必ずあとでより大きな障害となって戻ってくる(←いいこと言った!)。

見ないふりをしてつけあがらせた猫は、ますますクウスケをバカにするようになってしまうのだ!

とろろ

それではいけないということで、最後の子猫の協力を(勝手に)得て、クウスケを少しでも猫に慣れさせてみることにした。猫恐怖症克服のための第一歩を踏み出すのだ!

では始める。

アクション?みぎデジカメのストラップを利用して、子猫の気を引いておく。

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アクション?みぎストラップに夢中で子猫が油断したすきに、すばやく地面に押さえつけて(ひどっ)、身柄確保。

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アクション?みぎ「クウスケ今や!ほら匂いかいでみろ。怖ないから。ちゃんと押さえこんでるから!」

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ということで作戦成功?こんなんでいいの?

ここであたしの名誉のために断わっておくが、これはぜんぶダンナが考えてやったことだ。

ダンナは元ラガーマンで、練習中に起きた不意の事故で脳みその一部が右耳から漏れ、代わりにラグビーボールが左耳から入った疑いがあるので、こういうことしか思いつくことができないのだ。

と、まあそれはいいとして。

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匂いをかいだことで何となく恐怖心が減ったのか、ほんの少しだけ子猫との距離が縮まった。

リードを挟んで気持ちを確かめあうふたり。縮まりそうで縮まらない距離が、今どき珍しい純情カップルのようで好感が持てる。

ちなみにこれがこの日の最短距離記録。

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後ろからという姑息な手段ではあるものの、なんとか自分から子猫に近づき、子猫に触れた。がんばった!

でも、これが限界。このあと子猫がくるりと振り向いた瞬間に、クウスケは猛ダッシュで逃げていってしまった。

追いかけるダンナ。揺れる下腹。

「今日はこれくらいにしとったろ」

吉本新喜劇みたいなせりふを吐いて、ダンナはこの日の特訓を終了した。こんなくだらないことにつきあわせてしまい、子猫には本当に申し訳なかったと反省している。

それにしても、ヒマだな。あたしら。




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……ありがとうございました。



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御礼は態度で

みえっちさんのブログ『によど(現ぷう太)☆幸せの足跡』の一周年記念プレゼント企画に、新参者でありながらも、図々しく当選したあたし。

その商品が昨日、郵便で届いた。

すごく嬉しかったので、お礼も兼ねてここでご報告。ポストのなかの封筒を取り出したところから、すでにテンションの高いあたし。巻き込まれるクウスケ。

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「ほらクウスケ、見てみ?このなかにみえっちさんからのありがたいプレゼントが入ってるんやで。これはな、三組の人にしか当たらへんかってん。そのなかのラッキー&ハッピーな一組がうちらやねん。みえっちさんはな、「チキチキバンバンチーズに釣られて引っ張って!!」っていうすっごいベタなテクノロジーを駆使した抽選方法で、うちらを選んでくれはったんやで。ていうか選んでくれたんは、あたしの紙にくくりつけたチーズをパクってしてくれた姫乃ちゃんっていうワンちゃんやけどな。これがまたソー・キュートなワンちゃんやねん。え?会いたい?うんそうやな。いつか会おうな。お礼も言わんとあかんしな。というわけやから、心して封筒を開けような。まずはほら、感謝の意を込めて封筒に祈りなさい」

「キュゥンキュゥン(ありがたやありがたや)」

「……よし、祈ったな。では開封しよう」

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「じゃんじゃじゃーん!呼ばれて飛び出てプレゼントーっ!ほらすごいやろ、クウスケ。三つもあるぞ。メモ帳が一冊と、マグネットが二枚や。ぜんぶワンコのイラスト付きっていうところが泣かせるな。
『Let’s enjoy your life with your dogs』って書いてあるやろ。これ、英語や。元ヤンのあたしでもこれくらいは訳せんねん。間違ってたらイヤやから、ここには書かへんけどな。せやけどマグネットは嬉しいな。これでとーちゃんがサービスでもらった『にんにく卵黄』のマグネット使わんで済むしな。こんなかわいいマグネットもろたんやから、新妻みたいに料理のレシピとか貼っちゃおっかな。「あ・い・し・て・るは-と」とか書いて貼っとくのもええな。たぶん見えへんふりされると思うけどな」

「ウォン(確実にな)」

「よしじゃあクウスケ、感謝の気持ちを態度で示そう。気持ちは態度で示さんかい!って、よう怖い先輩らに言われたからな。ほら、みえっちさんと姫ちゃんにお礼や」

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大事に使います。




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……齧ってもうたとこ、隠してるだけやん。



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もう呑みません

二日酔いなのだ。朝起きると夫婦そろって、顔がひどいことになっていたのだ。

「ぶっさいくやで、あんた」
「おまえほどやないわ」

ということでアルコールを抜くために、近くの港まで歩くことに。つきあえ、クウスケ。

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抜けるような青空。トンビが一羽、くるくると輪を描いて飛んでいる。見ていると脳みそがいっしょにくるくるしそうだったので、なるべく見ないように気をつけた。

二日酔いの朝は危険がいっぱいだ。

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いつもなら楽勝の神社の石段が上がれない。神様はきっとこんな二日酔い夫婦はお嫌いだろう。早くいつもの爽やか夫婦に戻らねば。

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鳥居を抜けると、小さな港がある。ここでまず一度目の休憩。……まだ五分くらいしか歩いてないけど。

それにしてもここまで縦フレームの写真しか撮っていない。いつもならちゃんと縦と横とバランスよく撮るのに、アルコールでふやけた脳みそは、そんな計算力さえ失っているようだ。

お酒って怖いね。

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それにしても天気がいい。向こうに見えるのは大月町。

大月町のコスモスまつりは今日までなので、ほんとうは行くつもりだったんだけど、ぜってー無理だ。途中の峠で吐く自信がある。

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ちょっと歩いては、めっちゃ休むという散歩なので、さすがにクウスケも退屈そうだ。

ごめんね、悪いと思ってるよ。だからそんなあからさまに「つまんねーなー」っていう態度はとらないでくれないかな、傷つくから。二日酔いの朝は、(いつもと違って)傷つきやすくなってるから。

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巨大ケーソン。これ、撮った覚えないんだけどな。なんでこんなの撮ったのかな。構図もちょっとおかしいので、無意識にシャッターを切ったのかもしれないな。

この巨大ケーソンは完成したら、波消しブロックとして、目の前の海に沈められるらしい。

どこかにあたしの二日酔いを消してくれるケーソンはないだろうか。海に沈めば治るだろうか。

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最後に公園で『アクエリアス』の500mlペットボトルを一本ずつ飲んで、散歩終了。結局あんまり歩かなかった。ていうか、歩けなかった。

歩けば歩くほど自分のまわりが芋焼酎臭くなっていく。こんなにきれいな海が目の前にあるというのに、こんなに悲しいことがあるだろうか。肝臓はちゃんと働いてくれているのだろうか。

がんばれ肝臓。腎臓もがんばれ。

がんばってもらうために、今からまた寝よう。




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バイク犬

うちのダンナの唯一の趣味は、バイクをいじることだ。休みの日はもちろん、晩ごはんのあとなんかでも、時間があれば(女房ほったらかしで)いつもバイクをいじっている。

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このバイクは廃棄予定だったフレーム部分だけを人からもらい、エンジンやタンクなどのあらゆるパーツをヤフオクで落として、ダンナがコツコツと組み上げた自慢の一台だ。

約一年を要したその壮大な(って書けと言われた)作業が、昨日ようやく完成の日を迎えた。

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試乗にも無事成功したらしく、満足げな笑顔を見せるダンナ。

何しろこの一年、少ない小遣いのほとんどをこのバイクに貢いできたのだ。女房への誕生日プレゼントをケチったことで受けた迫害の日々も、すべてこの日のために耐えたと言えよう。

とろろ

そんな彼の新たな夢は、愛犬クウスケをバイクに乗せて走ることらしい。そのためのクウスケ用ヘルメットのアイディアも、彼の中にはあるらしいのだが。

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果たして車に慣れるまでに四年もかかったこのヘタレ犬が、バイクなどというワイルド&タフな乗り物に乗って走ることなんてできるのだろうか。そんな勇気のある犬だっただろうか。

あたしはそう思うのだが、ダンナは「車よりバイクのほうが犬っぽいやんけ」というワケの分からない理由で、なんだか自信があるらしい。

……のだが。

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エンジンのスイッチも入れていないのに、すでに顔が嫌がっているように見えるのは、あたしの目が悪いせいだろうか。目の前のつらい現実から目をそむけようとするかのように、視線がバイクから逃げているように見えるのも、やはりあたしの目が悪いせいだろうか。そうなのか。いや違うだろ。

拒否するように突っぱった前足、垂れたシッポ、歪められた口元。これはクウスケが体全部でとことん拒否している証拠だろう。

それなのにダンナはどうしても諦めきれないらしく、例によって例の如く、本気の説得を始めてしまった。

こうなると長いので、クウスケがんばれ。

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「なあクウスケ、このバイクはとーちゃんが作ったんやで?時間もお金もかかったんやで?あんまりお金がかかりすぎてもうて、途中で一回おかーちゃんに「車で轢いてぐしゃぐしゃにしたろか」って脅されたりして、必死に頭下げたんやで?見てたやろ、おまえ。怖かったなーあのときは」

・・・・・ほんまにぐしゃぐしゃにしたったらよかった(#^ω^)

本気の説得はまだ続く。

「せやのにそのバイクにおまえは乗らへんつもりなんか?そんな冷たい犬なんか、おまえは。ほらおまえ、車の窓から顔出して走んの、めっちゃ好きやろ?バイクはな、あれよりもっと気持ちええんやぞ。せやからちょっとだけ走ってみよか。めっちゃゆっくり走るから。ほんで帰ったら『ほねっこ』あげるから。な?いいやろ?な?いや?」

・・・・・女房にほしいものをおねだりするときと、まったく同じ説得方法じゃないか。

とろろ

しかしそんな説得もむなしく、最後までクウスケは拒否の姿勢を崩さなかった。

落ち込むダンナ。家の中に逃げ込んだまま出てこないクウスケ。どっちの気持ちもじゅうぶんに分かる才色兼備の妻としては、どっちの心も救ってあげたい。

ダンナの夢もかなえてあげたいし、クウスケを恐怖にさらしたくもない。

………
……


というわけで、こんなんはどうでしょう?

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パンダさ?ん!ぱんださんぱんださんぱんださん

ほらさっきの写真と違って、クウスケの態度から拒否反応が消えた。それに横で「ブォンブォンブォーーン!」っていうバイクのエンジン音も叫んであげたので、きっとダンナも満足してくれたに違いない。

なのにどうして、「俺の顔を写すな」などと寂しいことを言うのだろう。

……照れてるのかな、ダーリン(*´∀`*)




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偽ハロウィン

散歩の帰りUさんの家の前を通りかかると、庭で柿をもいでいたおじさんが、クウスケを見つけて声をかけてくれた。

「おうクウスケ、柿食うかい」

というわけで、クウスケは知らないがあたしは食うので、いくつか柿を分けてもらった。Uさんには去年も柿をもらったのだがすごく美味しかったので、実は今年も(散歩のたびに家の前を通って)狙っていたのだ。

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もらった柿のほんの一部。袋のなかには、この倍以上の量が残っている。

Uさんの家からうちに戻るまでには傾斜のきつい坂があるのできつかったが、柿をいくつか減らそうなどということは、一度も考えたりしなかった。

苦しみのあとに訪れるからこそ、喜びというのは輝きを増すのだ。あたしは本当に(ときどき)いいことを言う。

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明日はハロウィンなので、ちょっと手を加えてみた。

こういうくだらないことを思いつくと、どうしても理性では抑えきれなくなるのが、あたしのいいところでもあるし、もちろん悪いところでもある(と、よくM田に言われる)。

おかげで昔、あたしの歴史の教科書に載っている人物写真には、ぜんぶ鼻毛が生えていたり、鼻水が垂れていたりした。中庭で拾った教頭先生の免許証の写真に鼻血を描いて、落し物入れに放り込んでおいたこともある。

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ところであたしの若いころにはハロウィンの浸透率が低かったのでよく知らないのだが、そもそもハロウィンというのは何を祝うお祭りなのだろう。

あたしがハロウィンで思いつくことと言えば、子供たちが仮装をして、「お菓子をくれないといたずらするぞ」などと言いながら近所の家を回るということくらいのものなのだが、これはどこか「痛い目に遭いたなかったら金出せや」というのに似ていないだろうか。

だとしたらあたしはすっごくハロウィンに向いていたような気がするので、残念だ。

あ、悪魔が来た。

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あれ?うちの悪魔、ちょっと太ったかな。悪魔というより、ペンギンみたいに見えるのだが。またご飯の量を減らさないといけないかもな。

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何だ、その不服そうな顔は。そもそも毎日ちゃんと散歩に連れてっているのに、太るほうが悪いんだからな。どうせあたしに見えないところで、とーちゃんにパンとかもらってるんだろ。だからおまえらだけ太るんだぞ。

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だめだめ。柿は糖分高いんだから、ぜったいにだめ。匂いならカロリーゼロだから、いっぱい嗅いで、想像力で胃袋を満たしなさい。大事なんだぞ、想像力。想像の世界は無限大だから、キムタクとデートすることだってできるし、キムタクから小栗旬に乗り換えることだってできるんだぞ。

……あっ、キレた。

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あーあ。とーちゃんに見せたかったのにぃー。
現実の世界にはとーちゃんとクウスケしかいないのにぃー。

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ということで、みなさんハッピーなハロウィンをお過ごしください!




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ワイルド犬

ビミョーに一昨日の『バイク犬』からの続きの話になる。

昨日、仕事帰りのダンナが、100円ショップでこんなものを買ってきた。

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サングラス。しかもキッズ用。

はて。うちに子供なんていただろうか。産んだのか、あたし。ああそういえば確かこないだ……っていくらあたしの脳みそがスカスカでも、それくらいのことは覚えている。産んでない、ぜったいに産んでないぞ。

「で、何すんのこれ」
「クウスケのバイク用やんけ」

……まだ諦めてなかったのか。さすがはネバーギブアップだけでここまで来た男だ。

やはりパンダさんぱんださんではダメだったか。

それにしても。

「サングラスかけても乗られへんかったら意味ないんちゃうの」
「サングラスかけたらその気になるかもしれへんやんけ」

そうかなあ。何か間違ってる気がするけどなあ。

とろろ

しかし実を言えば、サングラスは前から少し欲しいと思っていたアイテムでもあった。

この夏いろんな方のペットブログで、ワンコにサングラスをかけさせている姿を見て、クウスケにも買ってやろうかなあと何度か本気で考えたことがあったのだ(100円ショップのじゃなくてもっと高いやつ)。

サングラスをかけたワンちゃんたちは、みんな確実にワイルドっぷりがアップしていた。

『ワイルド』という言葉に目がなく、『ワイルド』という言葉だけでゴハン三杯はいけるだろうあたしとしては、うちのヘタレ犬も一度くらいは『ワイルド』の似合う♂にしてみたい。

理想としては、ワイルドの奥にインテリジェンスなんかが見え隠れするともっといい。

いくらワイルドでも、ガッツ石松とかアニマル浜口では、ときめきにくい。やはりそこに女心をキュンとさせる何かがないと。

たとえば実はサングラスは照れ隠しのためにかけていて、「俺、これかけてねーと、オマエの顔が見れねーんだよな。まぶしすぎてさ」などと言われたら、あたしはすぐに頭のなかで、エンジェルの10匹や20匹くらい飛ばせてみせる自信がある。

ちなみになぜこういうときだけセリフが東京弁なのかというと、頭の中で小栗旬君に同じセリフを言わせているからです。ごめんなさい。

とろろ

で、肝心のクウスケはというと。

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……チ、チンピラ?



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